子育てをしていると、
「見ざる・言わざる・聞かざる」が大事だなぁ、と思うことが時々あります。
今日も、子どもの友達同士のやりとりで、
見たくなかった、聞きたくなかった場面に居合わせてしまいました。
ちょっとした一言、態度。
たまたまそこにいただけなのに、やはり心はザワついてしまいました。
なかなか厳しい子どもの世界
子どもの世界は大人以上にストレートで、ある意味残酷に感じることもあります。
良くも悪くも、思ったことをすぐに言葉にしたり、
相手の気持ちに気づかずに強く当たってしまったり。
傷つけられた方もうまく消化ができず、八つ当たりしたり、自分の中で溜め込んでしまったり、みんなそれぞれ違うけれど、
子どもたちって、なかなか過酷な中で毎日を生きてるんだなと改めて認識します。
見ざる‥という選択
きっと、どんな子でも親の知らないところで、子ども同士のいざこざや誤解、行き違いは少なからずあるものだと思います。
子どもには子どもの世界があり、それをずっと見ていることはもちろんできないけれど、
子ども達の様子をふと目にした時に「あの感じは大丈夫なのかなぁ」と思う時がたまにあります。
なんとなくモヤモヤが残るというか、気になって心配になって一人で考えこんだり。。
でも意外と、そんな親の心配をよそに、子どもたちはあっけらかんと、何事もなかったようにケロリとしていたりもして。
そのたくましさに驚かされることもあります。
良い時はいいんですが、あまり見過ぎてしまうとアラも見えてしまうので(きっと私もそう)
適度にフィルターをかけながら様子を見守るのがいいのかもしれません。
言わざる‥は?
これはもう、「余計なことは言わない」に尽きますね。
特に、こちらが感情的になっている時ほど、
思ったことをそのまま口にしてしまいがち。
でもそういう時こそ、ちょっと立ち止まって、深呼吸するくらいの余裕を持ちたい。
たった一言でも、言わなければよかったと後悔することって、ありますよね。
子どもが傷つくだけでなく、あとで自分も自己嫌悪になってしまったりして。
だから、「言わざる」は、親にとっても自分を守ることなのかもしれません。
もちろん、本当に伝えたいことは、ちゃんと伝える。
“言わない”ことが冷たさじゃなくて、
思いやりや信頼の形であるように、
日々の中でバランスをとっていけたらいいなと感じます。
聞かざる‥がいい時もある気がする
ついつい、「今日はどうだった?」「最近どう?」と聞いてしまう。
良い時は機嫌良く話をしてくれて聞けてよかったと思う。
でも、あんまりな日だった時には、子どもはそれほど口を開きたがらない。
基本的にうちの子ども達はあまり自分から言わないタイプなんですが、
特に、「うるさい!あっち行って!」なんて強く言われる時は、要注意!
そんな言葉の裏には、「今はそっとしておいてほしい」というサインが隠れているんだろうな。
子どもが言いたくない理由の中には、
親に心配をかけたくない、自分の中で整理がついていない、
そんな気持ちがあることも、きっと多いのだと思います。
だからこそ、無理に聞き出そうとせず、
“待つスタンス”くらいがちょうどいいのかもしれません。
それがなかなかできない私ですが‥。
言いたくなったらきっと、子どもは自分から話してくれる。
そう信じて、少し距離を置いて見守ることも、必要なんだろうなと感じます。
傷つきながら、学びながら
子どもも、大人と同じように
傷ついたり、誰かを傷つけたりしながら成長していくんだと思います。
きっとこの先も傷つくことや、知らずのうちに傷つけてしまうこともあると思うけど、
人の痛みが分かる心優しい人に育って欲しいと願います。
色々大変なこともあるだろうけど、強くなって逞しく生き抜いていくんだよ。
そして自分がされて嫌なことは人にもしてはいけないよ。
私もまた子どもを育てているようで、実は自分が育てられている。
日々学びだね。一緒に成長していきたいな。
🌱今日も読んでくださって、ありがとうございました。
子どもたちを見守る中で感じたことを、また少しずつ書いていきたいと思います。
よかったらまた覗いてみて下さいね。